よしみさんの信じることを書き綴るブログ

30代OLよしみさんのブログ。疲れた心の休憩場所。

ホンモノが好き

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なぜだかわからないけれど、

わたし、ずっと前から革製品が好きでした。

 

お金がないからずっと合皮製品で妥協していたけれど、

お財布だけは牛革の長財布で、

今も大切に使っています。

 

以前、近藤真理子さんの

『毎日がときめく片づけの魔法』

という本を読み、

自分の周りのものを全てときめくものにしましょう、

みたいなことが書いてあって、

 

わたし、いつも値段ばかり気にしていたな、

本当に欲しいものを自分に買ってあげてなかったなと反省し、

これから買うものは全てわたしがときめくものにしようと決心しました。

 

保険屋さんのお仕事をやめて、

お金が全然なくて贅沢どころか日々の生活も危うい頃のことです。

調子の悪い体をなんとか奮い立たせ、

日給1万円のアルバイトで家賃を捻出していたなかで、

ずーっと、ずーっと欲しかった革製のノートカバーを、勇気を出して買いました。

 

仕事をやめて人生途方にくれてたとき、

わたしの頭の中で渦巻く解読できてない感情と思考をまとめるため、

毎日ノートに自分の考えをまとめていたのです。

せっかくの大切なノートはお洒落なカバーをしてあげたくて、

気にいるものがないか、ずっと探していました。

 

毎日の生活も不安と絶望感でいっぱいのなか、

渋谷の伊東屋さんで、

2万円くらいする本革のノートカバーを買いました。

お金を出すことへの怖さと、

高価なものを自分のためだけに買えた喜びで、

すごくドキドキしていたのを覚えています。

 

なぜこんな話をしているのかというと、

わたしはホンモノが欲しいんだな、

って最近思い始めたんです。

 

持ち物も、人間関係も。

 

合皮は雨に強いし安くて手に入りやすい。

長持ちするし、汚れにも強い。

お手入れも楽。

 

それにひきかえ、

革製品は雨にも汚れにも乾燥にも弱い。

お手入れに手間がかかります。

 

でも、その面倒くささがすき。

愛情を持ってお手入れしてあげると長持ちして、

時間が経つたびに色合いが変わって味が出るのもすき。

一緒にいる時間が長ければ長いほど、

愛着のわくものだと思うんです。

 

これって、人間関係も同じだとわたしは思っています。

 

さほど想いいれのない関係だと、

お互いのことがわからないから気軽で楽しい。

薄っぺらいからこそ、仲良くできる。

 

深く関われば関わるほど、

お互いの長所だけでなく短所も見えてきて、

好き! という感情もありつつ、

この人のこういうところが嫌いなんだよなあ!

って思うこともたくさんある。

 

でも、わたしは相手の短所も過去の辛い経験も受け入れた関係が好き。

何度もぶつかり合って、

イラっとするような行動も、

傷つくような口調も、

受け入れられて、

この人のこんなところがすごく面倒くさいし嫌だけど、

それもひっくるめて全部丸ごと好きだなあ!

と思える関係だけあればいい。

 

そういう人間関係はホンモノだなって思う。

そして、わたしはそういう関係の人だけで周りを囲みたい。

 

薄っぺらい関係が悪いわけではないし、

メリットもきっとあるだろうけれど、

わたしは、そんな関係ならいらない。

 

薄いだけの関係で本音でぶつかり合えない人に裂く時間を、

もっと大事な人に使いたい。

 

だからわたしは大勢の場が楽しめないのだと思う。

1対1でじっくりと、

お互いの生い立ちや過去、

今の思考、興味、仕事、

未来への目標、やりたいこと、

などなど、その人とわたしのあり方を擦り合せるのが好き。

その人となりを、深いところから知りたい。

長所だけではなくて、短所や苦悩も知りたい。

うわべだけじゃ満足できない。

本質が知りたい。

ホンモノがほしい。

 

とはいえ、

初対面でいきなりそんなことは難しいです。

いきなり本質を知ろうとしても、怖いじゃないですか笑笑

何事もご縁とタイミング。

わたしが意識してさえいれば、

きっと心から信頼しあえる仲間が集まってくるって、信じています。