共感できない女。
またまた山手の空。
澄んでる。
傾聴って、難しいですよね。
ネットワークビジネスやってた時も、
保険屋さんをやってた時も、
傾聴しなさいと言われてました。
話す時間を100とすると、
相手の話を聞く 80
自分の話をする 20
にすると、信頼されやすくなる。
話す力よりも聞く力!
と。
たしかに、人の営業トークをずっときくのは苦痛です。
話を聞いてもらえて同意してもらえると、気持ち良くなって、
ついつい心を許してしまうのかもしれません。
わたしは長年この傾聴が苦手でした。
大きくうなずかなきゃ、
笑顔で聞いてあげなきゃ、
相手の価値観を引き出さなきゃ、
共感してあげなきゃ、
共通点を探さなきゃ、
信頼されるような話題に持って行かなきゃ、
相手が買いたくなるようなポイントを探さなきゃ、
営業に有利になるように進めなきゃ、
売らなきゃ、
売らなきゃ、
売らなきゃ、
売らなきゃ、
…じゃないと、また上から責められる。
↑結局これがすべてでした。
ダメな結果を持ち帰ることが恐怖でした。
そんな状態で人と会って、
相手の時間を奪っていたんだなあ。
わたしに営業かけられてた方、
お茶してた方、
まことにすまーん!
あの頃は、
人の痛みや喜びに共感してあげられる人になろうとしていました。
でも、ある日気づいちゃったんです。
わたし、人に興味ないわあ(・∀・)笑笑
さいてーやん?
相手が悩んでようが苦しんでようが、
興味ないんですよ。
だって相手の苦しみがどんなかわからないし。
想像してあげることはできても、
それが見当違いかもしれないと思ったら、
そこに体力使うよりももっと建設的なところに注ぎたい。
むしろ自分自信がいろんな悩みで苦しいっていうのに、
他人の苦しみまで感じてあげられる余裕ないっす。
ひどいよね。
冷たいよね。
そこに関しては、蔑まされても文句言えないっす。
でも、
不思議なんですよ。
人に興味がないと気づいたとたん、
傾聴がすごく得意になったのです。
人の話を聞いてあげられるようになったのです。
おもしろいよね。
人に興味がないから、
言いにくいこととか、
ききにくいこととか、
ズバズバ言えるようになったんです。
ちょっとでも不可解なことがあると、
「え、どういうこと?」
「ちょっとわかんない」
「いや〜、わたしには理解できないわあ」
「あなたって、こうこうこういう考えを持つタイプなんですね」
「わたしにはない考えなんですけど、どうしてそう思うようになったんですか?」
「好きじゃないわ〜笑笑」
ってずけずけ言えちゃう。
先輩にも、
「どういうことですか? ってすごいきいてくるよね笑笑」
と指摘されました。
興味はなくても、
わからないことはとことん聞いて理解するのが礼儀、
と割り切ってるからそうなるのかもしれません。
あ、さすがにお客さんにはもっと丁寧な対応してますよ!笑
以前のわたしは、
自分を大きく見せようとしていました。
誰にでも優しく、
共感力の高い、
できる人と思われたかった。
だから、共感しなくていいところまで共感しようとして、
相手の課題を自分で背負おうとして、
ウェットな女に成り下がり、
いい人だけど、ちょっとめんどくさいなって思われてたのかもしれません。
でも、本当のわたしはどうなの?
と蓋を開けてみたら、
しょぼい自分がそこにいたわけです。
さっと認めました。
人付き合いで疲弊してたので、
人に共感できないちっぽけな自分を受け入れるのは、
割と容易でした。
何事も、肩の力を抜いてがいいですね。
人から、あーしなさい、こーしなさいってあれこれ言われても、
それでガチガチになるくらいだったら、
うるせー黙れ! って一喝して(心の中で)
力を抜いて、
何事にも挑戦していけたら、いいですね。