よしみさんの信じることを書き綴るブログ

30代OLよしみさんのブログ。疲れた心の休憩場所。

幸せセンサー

ものすごーく寒がりなので、

最近は寝てる時も暖房かけっぱなしです。

 

おかげで朝起きる時はあまり寒くないです。

真冬でもおっきいサイズのTシャツ1枚をワンピースみたいに着て、寒々しい格好をしています。

 

服はなるべく着たくないんです…

目指すは裸族なんで笑笑

 

 

それはさておき、

今朝おきて、にこちゃんにご飯をあげながら思ったんです。

 

冬に暖房をつけていられるなんて、

なんて幸せなんだろう、

 

と。

 

 

というのも、

12年間付き合ってた元カレと同棲してたとき、

不自由な生活をしていたのです。

 

エアコンのリモコンをつける、つけないの権限は彼がすべて握っていました。

 

そして、電気代がもったいないからと、

滅多に暖房をつけてもらえなかったんです。

 

暖房器具はコタツのみ。

しかも安いやつだから全然温まらない。

 

真冬の朝起きたとき、服を着替えるのがいちばんの難関でした。

お風呂上がりに体を拭くのがとても過酷でした。

 

毎朝、毎晩、

寒さでガタガタ震えながら過ごしていました。

その時のわたしの願いはシンプルで、

冬はお家を暖かくしたい。

それだけ。

 

なんでそんなことになってたかというと、

家賃を多めに払ってもらえていた負い目があったのと、

「自分なんて彼に捨てられたら生きていけない」と心の底から信じていて、

彼の意向に刃向かうことができなかったのです。

 

わたしなんて彼以外に恋人なんてできないだろうし、恋人がいないなんてかっこ悪い。

 

ちっさなプライドに縛られて、

10年以上も寒さに苦しんでたんです。

 

恐ろしいですよね。

どうでも良い見栄のために、

ガチガチ歯を鳴らして我慢してたのです。

 

ちなみに夏も冷房はつけられず、扇風機で我慢していました。

でも夏の方がマシかな、水でシャワー浴びればいくらか涼しくなります。

 

そんなわたしも流石に嫌になり、

 

もういい!

一生彼氏ができなかったとしても、

彼と一緒にいて生き地獄になるよりよっぽどマシだわ!!!

 

と、やっと踏ん切りついて別れ、

その後も孤独感で苦しみもがき、

仕事がうまくいかなくて体を壊し、

転職して体も徐々に元気になった今、

やっと今のわたしの状況を見つめる心の余裕ができました。

 

で、

暖房つけられて、幸せだなあ。

ってしみじみしてるのです。

 

彼との暮らしは過酷だったけれど、

でも、あの経験があったからこそ、

暖房がつけられるだけでこんなに幸せだと感じられる。

 

あの寒さに苦しんだ日々がなければ、

暖かいお家なんて当たり前すぎて、

幸せだと思うことすらなかっただろうな。

 

幸せと不幸せって、うまくできてますね。

苦しみきった先に、幸せがある。

辛くても、悲しくても、苦しくても、

それは幸せを感じるセンサーの感度を高めるための出来事なのかもしれないな。

 

と思った朝でした。